anecyanの日記

ほのぼのイラストや羊毛フェルト、お家ごはんや何気ない風景写真を中心としたつぶやき日記

救われた…

今週のお題「好きな街」

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好きな街…と言われると私はただいまって言える場所になります。

それが生まれ育った故郷だったりもするのですが、私にとっては生まれ変わった場所の方がしっくりくるのです。

 

その場所とは…

駅前の小さな街から一歩出ると、お隣のお宅が1キロ以上離れてたり、

見渡すはるか先まで広がる丘陵地帯

夜は街灯もなく空を見上げれば流れ星が踊る夜空。

聞こえるのは、虫の声や鳥のさえずり、そして風の音。

とにかく必要最小限しかありません。

 

だからこそシンプルで心もあるがままでいられる場所です。

 

街の名は北海道美瑛町

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日本に限らず世界でも知られる有名な観光地です。特に最近は観光マナーについて悲しい出来事があり、そんな注目も集めてしまいましたね。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20160227-OYT1T50092.html

 

残念ですが、これが今の現状です。

ぜひ訪れるかたは、しっかりマナーを守りましょうね。

 

さて、あねちゃんの話に戻りますが…この丘に建つペンションで日々姿を変える大自然の中、住み込みで働きました。

 

 

ここに来る前、地元岩手で精神的に疲れ感情を持たないような人形みたいになったことがあります。

引きつった笑顔、涙を忘れてしまい泣くこともできないこわれた心。

あれは本当に怖いです。

 

でも、このままでいたくない。

そう考えた時、数年前に一度だけ一人旅で訪れた美瑛町で感じた、心を揺さぶられた雄大な景色に包まれたら、失くした心をもう一度取り戻せるのでは…

 

そんな望みをかけ、不安と期待のまま、急行列車はまなすでこの北海道にやってきました。

 

そこではたくさんの出会いが待っていました。仕事は大変だったけどみんなで乗り越えた達成感や職場から見える絶景に次第に心を取り戻しました。

 

で、感性が回復したら好きな人ができて気持ちが伝わり、今はその彼と家族になれたらと交際中です。

人生ってどうなるかわからないですね(笑)

 

美瑛町は今生きている私の根っこを作ってくれた大切な街。

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ペンションで友人になった女の子が、

 

『私はここに呼ばれてきた』

 

と言いました

 

私もきっと呼ばれたのかもしれません。

 

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